無借金企業の増加はいいことか?(6月2日付朝刊1面「実質無借金5割超す-上場企業財務体質を強化」より

現預金が借入金を上回る「実質無借金」上場企業が増加しており、2012年度末で52%と初めて5割を超えたと報じられている。アリとキリギリスの寓話でいえば、不確実な時代に備えてコツコツと蓄えを積み上げるのは企業が生き続けるための本能的な行動とも言える。しかし「金は天下のまわりもの」。記事の最後でも指摘されているように、誰もが一斉に倹約家になってしまうと、結局は設備投資や個人消費が盛り上がらず、自らの首を絞めることになる。日本市場は見捨てて、成長余力の高い海外市場に収益源を移せる一部企業はいいが、サービス業を中心とした国内に収益基盤を置く企業はたまらない。
企業が財務体質強化にこだわるのは、格付会社の評価がバランスシート中心で、成長力・将来性をあまり見ないところに一因があるのではと思うが如何だろうか。もちろん格付の目的が債務返済能力の評価という大前提がある限り、中心はバランスシートだろうが、将来のキャッシュ獲得力にもっと目を向ける格付けもあっていい。

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