帰還できない英霊に報いる道は(7月12日付朝刊1面春秋を読んで思うこと)

「ジャワの極楽、ビルマの地獄、死んでも帰れぬニューギニア」南方から帰還した元日本兵たちが口にしたという、その無謀で悲惨な作戦の地、パプアニューギニアを安倍首相が訪問し、戦没者の碑に献花した。本当に戦って死んだなら「本懐」かもしれないが、大半は無謀な作戦による餓死や熱帯の過酷な環境下での病死と聞く。南洋の島に散っていった兵士たちの無念はいかばかりだったかと思うと、二度と同じ過ちを繰り返してはいけないと改めて思う。
しかし当の安部首相が、世論を無視して強引に推し進める集団的自衛権の容認・行使に向けた具体的措置は、日本が先の大戦から学んだ、戦わない国、殺し殺されることを放棄した国になるという教訓をかなぐり捨てることにつながることは間違いない。何百万、何千万の命と引き換えに日本が選んだ不戦の道は、周辺諸国の猜疑心を払拭し、日本が本当に平和を目指す国に生まれ変わったことを理解してもらうのに大いに役立ったと思うが、何十年もかけて積み上げてきた信頼も、たったひとつの行為で台無しになる危険があることを十分に考慮すべきだ。今からでも遅くはない、世論に耳を傾けて、集団的自衛権行使に向けた法律の整備は取り止めるべきだ。それがパプアニューギニアに眠る英霊たちの声なき声でもあると、私は思う。その声は首相に届かなかったのか?

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