何故そんなに無邪気に米国を信じられるのか? (9月6日付朝刊11面「日曜に考える」を読んで思う)

経済界の論客二人が安保法案の是非について論じている。JR東海の葛西名誉会長はまず、どこの国でも自衛権を持っているから集団的・個別的を問わずに自衛権は行使できると説明しているが、その自衛権を自らの意思で制限したのが日本国憲法の平和主義だということを全く忘れている。安倍総理は歴史を曲げるが、葛西名誉会長は歴史健忘症らしい。もっと驚いたのは日本の安保環境が厳しくなっているから米国との同盟による抑止力は今まで以上に切実に必要と断じていること。米国はどんな状況下でも日本を守ってくれると信じて疑わない発言だが、常識的にそんなことはあり得ないと何故疑問を持たないのだろう。米国は自らの国益を守るために日米同盟を利用するだけで、今や世界第二の経済力を持ち、軍事力もどんどん拡張している中国と直接衝突して米国民の利益を損なってまで日本を守ってくれるとは思えない。尖閣にしても日本の施政下にあることは事実として認めるから、日米安保の対象地域と言うけれど、領土問題については我関せずの立場を取っているのはその証左である。葛西名誉会長も経営者なら必ずリスクシナリオについて対処を考えるのだろうが、ここまで無邪気に米国を信じて、裏切られた時はどうするつもりだろう?

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