メディアこそ退化してないか (7月3日付朝刊2面「政治が退化していないか」に思う)

坂本編集委員が参院選での各党間論戦を評して「参院選で徹底討論すべきテーマは素通り」「欧米で吹き荒れるポピュリズムの風が国内でも強まり始めたような予感がする」としているが、本当にそうか。ご指摘の通り、社会保障や財政再建の問題など、徹底討議すべき問題はたくさんある。しかしその手前で論争すべきことを作ったのは安倍政権の責任ではないか。安保関連法は、憲法学者や法曹の圧倒的多数が違憲とするものを、強権的な手法で強行成立した。それに批判的なTV局の停波を監督官庁の長たる閣僚がちらつかせるなど、民主主義以前の横暴を連発している現政権を認めるのか、止めてもらうのかがどう見ても現選挙の焦点だ。だからこそ共産アレルギーで絶対あり得ないと思われた民進党が野党共闘に参加するという、ある種の「奇跡」が起きた。野党がバラバラでは与党に対抗できないからまとまるべきだという国民世論が、今回の自公vs民共の対決構図を促したのだ。それがわからない坂本編集委員こそメディアとしての感性が退化したのか、それともこの対決構図から意図的に目をそらそうとしているのか。風見鶏にならずに自己主張を持ちましょう。

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