たらればの話ではあるが、与党が3分の2超の議席を確保して大勝した衆院選について、仮に野党が共闘して候補者を一本化していたら、62小選挙区で勝敗が逆転し、与党の獲得議席は絶対安定多数を下回る251議席に留まったとの試算が報じられている。比例代表の全国得票率を見ても、自公で46%と半数に達していない。これらの事実を見ると、今回の選挙結果は、与党の進めてきた政治路線が信任された結果というよりは、野党の分裂による「敵失勝ち」であることは明確。新政権が、強引に憲法改正など世論の分かれる政策を進めることの無いよう、監視していく必要がある。
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