若者よ先と裏を考えよう(1月16日付朝刊19面「一強安定政権で世界の尊敬を」に思う)

本日の大機小機は突っ込みどころ満載だが、冒頭で触れられている、アベノミクスのおかげで就職が楽になったと多くの若者が自民党を支持しているという話について考えてみたい。まず第一に、経済環境、ひいては就職環境が改善し始めたのは、アベノミクスが始まったのと同時期で、企業業績の改善の基本的な要因はアベノミクス効果とは考えにくい。第二に現在の「好景気」で潤っているのは史上空前の利益を享受している大企業だけで、中小企業や一般国民にはその分け前は届いていない。そればかりか社会保障料金の値上げなどで国民所得は低迷し、その結果個人消費も増えていない。第三にアベノミクスと一体で行われている日銀と国のに年金運用基金の空前の買い支えによって株価は人為的に上がっており、これも好景気の一端と評価されているが、それで実際に潤うのは一部の投資家のみで一般国民は株価の恩恵を受けにくい。しかも将来株価が下がれば、日銀や年金基金の保有株に空前の損失が発生しかねない。それは国民全体にとっての損失となる。こう考えてくると、就職環境が改善したくらいで、軽々にアベノミクスを礼賛するのは早計に過ぎることが分かるのではないか。青年よ社会には裏と先がある、それをしっかり読み取ろう。

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