これでは起業できない(3月5日付朝刊14面「担保・保証人なき金融模索」に思う)

本日の経済教室で示された調査結果によれば、中小企業の約40%が銀行借入に当たり保有資産を担保に提供、約3分の2が経営者の個人保証を提供している。金融庁のレポートでも、地域銀行の新規融資に占める経営者保証に依存しない融資の割合は、2016年度平均で13.5%しかない。要するに担保資産を持たない中小企業は経営者の個人保証を求められ、その企業が倒産すれば経営者も再起不能となる。中小企業の承継が問題になっているが、個人保証を引き継げないと、経営も引き継げないということになる。こんなことでは、次代を担う起業や企業承継は、よほどの資産家か再起不能リスクを恐れない一発屋くらいしかできないということにならないか。ベンチャー企業の育成とか起業の勧めとか掛け声はよく聞くが、まずはこうした金融環境を改善することなしには難しい。

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