同盟は思いが一致してこそ機能する(8月10日付朝刊6面「トランプ大統領が招く『米国孤立』に思う)

米国内でも知日派のリーダー格であるアーミテージ氏が米国の世界戦略の変質に警鐘を鳴らしている。在外米軍の撤収についても、トランプ大統領は「まだ時期ではない」と言っているが、いずれはそうしたいのだろうと分析。大石編集委員のあとがきでは、損得勘定が先立つトランプ大統領はいざという時に日本を守らないのではとの不信感が日本政府高官や自衛隊幹部に広がっていると指摘している。問題はトランプ的な政策が、彼の個性から出てきているだけでなく、底流で米国が根本的に変化しつつある現れにすぎないとの見方が広がっていることだ。そうだとすれば、仮にトランプ大統領が一期のみで交代しても、トランプ的な政策は残る可能性がある。日本はその可能性も踏まえて、安全保障政策をはじめとする基本戦略を見直す必要がある。沖縄では知事の急逝で来月にも知事選が行われるが、いつまでも米軍第一で自国民を犠牲にし続けることが正しいのか、基地移設推進派は、金科玉条のように日米同盟の重要性を振りかざすだけでなく、その今日的な意味合いを考え直した上で、知事選に臨んでもらいたい。「想定外」という言い訳は、もう許されない。

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