強権政治の横行を憂う(2月17日付朝刊3面「強権 民主主義の牙城でも」に思う)

トランプ大統領がメキシコとの国境に壁を建設するため非常事態宣言を行った。これにより大統領権限が拡大し、本来は議会に属する歳出承認権限が得られるとのこと。トランプ大統領はこの権限を使って他目的の予算を流用し、壁を作るという。常識的には非常事態宣言の濫用であり、早速訴訟も起こされているようだが、このような強引な政治手法が世界の大国である米国で許されてしまうことに危惧を感じる。米国はベネズエラなどの強権政治を批判し、経済制裁を行なっているが、自国でこんな政治手法がまかり通れば、五十歩百歩と見られないか。加えて公約を実現するためには、公然と法律違反をしない限り何をしても許される。手段は問わず、実行力のある政権が評価されるという風潮が世界に広がらないか心配だ。既に日本の安倍政権は、辺野古の強引な埋め立てや重要法案の国会通過で、同様に強引な手法を使っている。それを実行力があると評価する向きがあるのは理解できない。こうした強権政治が当たり前になると、大事の前には多少の法律違反もやむなしということにもなりかねず、戦前の暗黒政治への逆戻りに道を開くことにならないか心配だ。

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