日本国民に拝金主義はひどい(3月12日付朝刊19面「拝金主義と国債」に思う)

今朝の大機小機は近来稀に見るレベルの低さ。消費増税反対に対して拝金主義との悪罵を投げつけている。曰く「増税は、政府が民衆からお金を取り上げるものではない。これまで国民が受けた各種サービスの料金未納分を払うだけである」と。しかもそれを例えて「ツケで物を買った顧客が、後になって気に入らないから払わない、と騒いでいるようなものだ」とのこと。そうであれば、5%の消費税が導入され、それが8%に引き上げられてきた過程で、着々とツケは減っているはずなのに、公的債務は世界最悪の水準で、しかも増え続けている。国民がせっせと返した金はどこへ行ってしまったのか。例えを借りてお返しするなら、「ツケを返せというので、仕方なく返したら、他に流用されてしまって借金が減っていない」状態ではないか。世界的に見れば日本の消費税の税率は世界最低水準とも指摘しているが、これも見当違い。国民の実質所得はこのところ減り続けており、負担能力とのバランスで論じなければならない。もうひとつ重要なのは、負担と受益のバランス。高税率国で国民が不満なく税金を払っているとしたら、支払った税金が自らのために使われるという納得性があるということ。一方で日本は、これだけ払っていても、保育園の待機児童は解消しないし、教育支出はOECD諸国中最低レベル。消費税増税分で気前よく法人税は減税を続けるから、企業は最高益でも法人税は伸びず、トランプ大統領の要求に気前よく何兆円もの武器を購入するなど、国民に納得が得られない金の使い方ばかりしているから、これ以上税金を払うことに躊躇する国民が多いのでは。その国民に拝金主義のレッテルはひどい。

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