あり得ないG2(7月4日付朝刊19面「日米G2による国際秩序を」に思う)

本日の大機小機は、先週末に開催されたG20大阪サミットの結果を見て、日米2カ国で「新しい世界秩序を主導する可能性」について言及している。これは実態を踏まえない荒唐無稽な議論であるとともに、日本国民にとっては危険なことだと思う。G2の根拠としてコラムで挙げているのは、安倍首相が「G20全体の合意形成をうまく主導した」ことだ。確かに宣言文書はまとめられ、安倍首相が年初のダボス会議で提唱したデジタル経済のルール作りに関する協議の開始も合意されたが、保護主義に対する懸念は明示できず、デジタル経済のルール作りについても必要性では合意したが、主要国の思惑は同床異夢の状況で方向性がまとまったわけではない。要するにじ開催国日本の面子を立てて、首脳宣言は合意されたが、内容は玉虫色で新味に欠けるというのが実態で、日本に対する信頼が国際社会で高まったと見るのは早計だろう。
日本がいい気になって、世界の乱暴者トランプ大統領の太鼓持ちを続けていると、どんどんその強硬路線に巻き込まれ、日米貿易のバランスさせるために高価な米国製武器を買わされるなど、高い代償を払わされる危険もある。日本が新しい世界秩序を主導するというのなら、まずはその基本的な姿を国民と世界に示し、その中で日米関係をどう位置づけるか、しっかりとしたコンセンサスを固めるのがあるべき姿だろう。

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