昭和の職場の魂はどこへ(7月8日付朝刊6面「『昭和な職場』と低成長」に思う)

生産年齢人口が増えない日本で、経済成長には生産性向上が欠かせない。しかし、どうすればそれができるかが難しい。今朝のオピニオン欄では、原田論説委員長が、「昭和な職場」を代表する3つの仕組みから脱却することが、生産性向上につながるとしている。3つの仕組みとは、長期雇用、年功賃金、ゆっくりとした昇進である。確かに時代の主役となっているデジタル産業や一部のサービス業などでは、この3要素は生産性向上を阻害するかも知れないと思う。しかしそんなところでは、既に変革が行われているのではとの、疑問も湧く。確かに、形式的、外面的には、3要素は昭和な職場の特徴をとらえているが、生き生きとした昭和な職場の本質はそこだったのか? 先日日経のコラムに、エンゲージメント指数の世界比較が載っていた。日本の職場は最下位に近い。この指数は、社員が会社の目標達成やイノベーションに、どれだけ自発的、意欲的に取り組んでいるのかを表すという。昭和な職場の本質は、3要素などによって、経営と社員がWin-Winの関係で会社の目標達成に力を合わせたということではなかったか。それを平成に入っての非正規労働拡大や形だけのグローバルスタンダード導入で、経営側のやり易いように、会社だけに利益が上がるように職場を変えてきた。そのツケが回り回って今の低生産性、低やる気をもたらしているのではという気がしてならない。とすれば、やるべきことは、昭和な職場の3要素を取り払い、形だけ令和型にするのでなく、いかに昭和な職場の精神を復活させるかにあると思う。

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