これはワンサイドゲームだ(9月21日付朝刊4面「日米、自動車巡り最終調整」に思う)

日米貿易交渉が最終調整局面に入り、今週の日米首脳会談で合意、署名される見通しだという。しかし内容を見ると、日本側が一方的に譲っただけで相互性に乏しく、1年先に大統領選挙を控えるトランプ氏に貢物を差し出したようなものだ。米国産農畜産品の対日輸入関税は、TPPの合意水準を上限にする方針で臨んだが、あっさりとこの上限水準まで押し切られ、輸入数量枠の設定ではTPP以上になる品目も出てきている。一方で日本側が米国から得た譲歩はほとんどなく、自動車に対する米国の輸入関税撤廃はゼロ回答で継続協議に。WTO違反の自動車へのの追加関税は、賦課しないことを共同声明に明記するという。違法な追加関税を実施しないことが譲歩になるのか疑問な上、仮に明記されたとしてもその実効性は疑わしく、次のステージの日米交渉が、米国側の満足のいく内容にならない場合は、復活の可能性が懸念される。こうしてみると、時間をかけた割には、日本側には全く得るところのない日米貿易協定だ。トランプ大統領を喜ばせることにそんなに意味があるのだろうか?

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