足し算で考える人生もいいね(9月4日付朝刊10面「自分の余命知りたいですか」に思う)

血液成分の解析技術やAIの発達で、重い病を抱えた患者の余命を3ヶ月先程度までなら相当正確に推定できるようになってきたという。問題はそれを本人が知るかどうかだ。最後にやっておきたいことがあるという人の中には、知りたいという人もいるだろう。しかし知ることによって絶望感に苛まれる人も、出てくるに違いない。人の余命は毎日1日ずつ減っている。これは絶対的真理だ。命を残りで捉えるとそうなる、しかし最近知人が書いた本で「足し算命」という考え方を知った。彼は不治の病とされる難病のガンと闘病しているが、それを宣告された日から毎日、今日も一日生きて何をしたかを噛み締めながら一日一日を生きている。健康な時に好きだった車での遠出は諦めたが、近場に家族で出かけたり、緩和ケア医の仕事も非常勤で続けており、同じようにガンを患った人と話しをしたりしているそうだ。いくら金があっても人の一生でできることは限られている。であれば、このように一番やりたいことを一生懸命やりながら、足し算で一日一日命を積み上げていくのも、素晴らしい人生だ。

「緩和ケア医が、がんになって」大橋洋平著、双葉社、2019年8月刊

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