安易な口約束が災いに(9月6日付朝刊18面「『前倒し輸入』飼料業界困惑」に思う)

先の日米首脳会談で安倍首相がトランプ大統領に約束したとされる米国産トウモロコシの前倒し輸入。輸入の国家管理がされていないトウモロコシだけに、当初から一体どうやって輸入するのかという疑問があったが、この記事で無理があることが一層明確になった。経済合理性の反する取引だけに、補助金をつけるくらいでは実現が怪しい。もし今更発言撤回とでもなれば、トランプ大統領の怒りを買うのは必定であり、日本政府の対応如何では日米関係の波乱要因となりかねない。
米国産トウモロコシの前倒し輸入について、政府は国産に病虫害が発生しており、今後不足が見込まれるので、早めに米国産を輸入する場合、保管費用を補助すると説明していた。ところがこの記事によると、国産は主に青刈りトウモロコシで、葉や茎と一緒に収穫され発酵させて餌にする。一方で米国産は実った実の部分を使用しタンパク質として配合飼料に混ぜられるという。これでは代替性がないのは明らかだし、米国産はブラジル産よりもトンあたり10ドルも高く、敢えて米国産を買う必要もないという。いったい政府はどうするのか。安易な口約束が災いの種にならなければいいが。

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