グローバル化のコスト負担(3月18日付朝刊3面「主要国、経済対策を本格化」に思う)

紙面のそこら中がコロナ関係で埋め尽くされている。ここ20年ほどの間に、世界中のヒト、モノ、カネの動きが、別の次元に高まり、それが当たり前の状態になっていた。これをグローバル化というのだろうが、その動きが自由でなくなった時の影響は計り知れない。リーマンショックの時、滞ったのは主にカネの流れだった。しかし世界的に連鎖したことで、100年に一度の危機と言われた。そこからわずか十数年。今度は疫病により、まずヒトの動き、次にモノの生産と貿易、そして世界の金融市場にも大波が押し寄せ、ヒト、モノ、カネの三要素が揃っての一大経済危機の様相を呈している。同じ疫病が前世紀末に発生していたら、ここまでのスピード、インパクトで影響が広がることはなかっただろう。そう考えれば、急速に進んだグローバル化の負の側面が噴出したと言える。グローバル化により、経済的には世界が一体化し、企業は国境を超えて活動し、より安い労働力や資源、より売れる市場を求めて活動範囲を広げた。確かにそれがもたらした果実もあったが、経済格差の顕在化や移民問題など、じわじわと負の側面が拡大化してきたところに、コロナの大問題発生である。各国の総力をあげた対策で、いつかはコロナ問題は押さえ込まれるだろうが、その時にはグローバル化は別の様相を見せ始めるのではないか。安ければ、どんな遠くからでも持ってこようではなく、最低減の供給力は国内に置いておこうという発想も出てくるはずだ。先進諸国に比べて著しく低い日本の食料自給なども、もう一度考え直す必要が出てくると思う。

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