フクシマとコロナ(3月23日付朝刊7面「コロナ危機が招く『新常態』」に思う)

コロナ危機とリーマン危機の経済的側面を比較し、リーマン危機ではカネの流れが滞ったのに対し、コロナ危機ではヒトやモノの動きが阻害され、より広範な影響を巻き起こしているとの分析。経済面に着目するとコロナ危機はリーマン危機に比較されるが、社会への影響という点ではフクシマ危機との比較が重要ではないか。いずれも目に見えない脅威との闘い。放射能やウィルスは頭の中では理解できても、目に見えないものへの恐怖が、人と人との関係に楔を打ち込む。フクシマの放射能被害につき専門家の講演を聞いた時、放射能は除染もできるし、徐々にではあるが減っていく。しかし放射線を浴びたかもしれない人たちへの差別は続き、人々が分断されるのが放射能汚染の最も恐ろしいところとの話が印象に残った。コロナでは全世界に例外なく感染がひろがり、理論的には特定地域への差別は起きにくいはずだが、人間は他国や他地域、他民族を猜疑の目で見て退ける。そうした心のわだかまりを溶かすワクチンこそ、今最も必要とされているのではないか。

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