一事が万事とはこのこと(7月26日付朝刊3面「感染拡大 3つの懸念」に思う)

3つの懸念とは、遅い情報把握、陽性率上昇、入院患者増加のことである。トップにある遅い情報把握が本記事の主題。新型コロナ患者の情報を国と自治体が一元的に管理・共有するための新システムが5月末に稼働したが、新規感染の過半を占める東京と大阪が未参加で、所期の目的を達していない。東京、大阪も移行反対というわけではなく、単に新規感染者対応に手を取られて、新システムに移行するための実務対応ができていない状況とのこと。その結果、東京都は保健所からファックスで届いた情報を福祉保健局の職員約10人が独自のシステムに打ち込んで管理している。症状に気付いてから検査結果が出るまでに平均5日、結果公表までさらに2日程度かかるという。国や他県との情報共有もできない。この方式が非効率であることは誰の目にも明らかだし、こういう時はたとえ一時的に事務停止をしてでも、一気に新システムに乗り換えるのが、中長期的にはベストな策であることは間違いない。であれば国は移行のための人的物的支援を集中投入して、東京と大阪の新システム移行を支援すべきだ。そんなことさえできなければ、先の骨太の方針で打ち出したデジタル政府事業の推進など絵に描いたモチである。

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