他人の自由を抑圧する自由はない(7月3日付朝刊27面「パンデミック時代の正義」に思う)

ハーバード大学のマイケル・サンデル教授はオンライン講演の中で、コロナ危機はモラルの危機でもあり、個人の自由の意味について議論しなければならないと主張。コロナ感染対策について、自分の行動は自由だからと、公共の利益に反する行動を取るべきではないと明快だ。まさにその通りで、自由とは社会の共通の利益を損なわない限りにおいて尊重されるべきものであり、特に他人の自由を奪う自由は絶対に認められない。最近話題になっているネット上での言論の暴力も、同様の観点から自制すべきだ。今朝TVニュースを見ていたら、TV番組に出演して、コロナ感染対策でPCR検査体制の拡充を図るべきだと主張した医師に、暴力的な抗議電話が多数かかってきていると報じていた。これなども、異論があるなら言論で対抗すべきで、暴力的な威圧で黙らせる自由は誰にもない。コロナの影響で、元々存在した様々な問題が、際立ち、表に出てきたと言われるが、これらの問題を放置、黙認することなく、社会が共同して解決していかなければならないという認識は、サンデル教授の主張と重なるものだ。

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