今こそ国会を機能させる時だ(7月31日付朝刊19面「国のビジョン 早期提示を」に思う)

コロナ対策も経済運営も糸の切れたタコのようにフラフラ。日本政府に最近の状況についてそう感じているのは私だけだろうか。コロナのような前例の無い事態への対応に失敗や模索はつきものだが、政権の迷走はそういうレベルではない。打ち手に軸が通っていない上、実情把握しながら施策を調整していく能力が行政機構から消え失せている。長年安倍一強の官邸主導型政…
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日本を占領地扱い続ける地位協定(7月30日付朝刊4面「在日米軍 検査義務付け」に思う)

在日米軍関係者へのコロナ感染拡大を受け、やっと日本への入国時の検査義務付けが発表された。発表内容がしっかりと遵守されることを期待したい。もともと米軍関係者は、国内の基地に米国から直接入国でき、日本側の入国審査などの手が届かない。今回の措置も、米国側がそうしますというだけで、日本には確認の手段も権利もないのがもどかしい。何故こんなことにな…
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忘れることの代償は大きい(7月27日付朝刊6面「75回目の夏が来た」に思う)

太平洋戦争の終戦から75回目の夏がやってきた。平均寿命に近い年月が流れたことで、戦争体験を直接聞く機会は激減している。私は親が終戦を学生として迎えた世代なので、空襲や疎開の話を聞かされたのを思い出す。しかしそれを子供の世代に語り継ぐ機会は減り、直接の体験でもないので現実味も少ない。そんな世代だが、戦争の扱いがどんどんと軽くなることには強…
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一事が万事とはこのこと(7月26日付朝刊3面「感染拡大 3つの懸念」に思う)

3つの懸念とは、遅い情報把握、陽性率上昇、入院患者増加のことである。トップにある遅い情報把握が本記事の主題。新型コロナ患者の情報を国と自治体が一元的に管理・共有するための新システムが5月末に稼働したが、新規感染の過半を占める東京と大阪が未参加で、所期の目的を達していない。東京、大阪も移行反対というわけではなく、単に新規感染者対応に手を取…
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興味深い中国論(7月23日付朝刊7面「中国にとらわれない政策を」に思う)

中国の政治的経済的脅威に関する記事が絶える日はないが、今日の朝刊はそのオンパレードだ。一面トップには、中国がデータ規制に向け新法を制定するという話。2面には尖閣周辺の中国公船の活動活発化、3面には在ヒューストンの中国領事館閉鎖要求、7面のOPINION欄でもメインの論説は「米中、『政治戦争』始まる」で、中国の政策に対する拒否感だけでなく…
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病院支援 ファンド任せでは心配(7月22日付朝刊7面「病院経営 ファンドで支援」に思う)

新型コロナ感染拡大の影響で病院の経営状況が悪化している。コロナ患者の診療報酬は引き上げられても、コロナ以外の患者が減り、コロナは病床を空けて待っている分の負担が大きいということらしい。ただでさえ厳しいと言われていた病院経営なので、一層の悪化で倒産が懸念されるのはうなづける。しかしその救済策がファンドの支援かというと、首を傾げたくなる。専…
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これはやり過ぎ、まねは不要(7月21日付朝刊15面「危機下のマネー、日米に差」に思う)

米国でSPAC(特別買収目的会社)と呼ばれる手法で新規株式公開を行う事例が出てきた。有望な未公開企業を探して買収することだけが新会社の目的で、上場時点では買収対象は全く未定だそう。別名ブランク・チェック・カンパニーはいい得て妙だ。何が出るかわからないという意味では、縁日のくじ引きに似ている。驚くべきは、こんな上場を許してしまう米証券取引…
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どこが骨太か?(7月18日付朝刊社説「総花的で言いっ放しの骨太なら要らぬ」に思う)

昨日閣議決定された「骨太の方針」が詳報されている。社説が指摘する通り、各省に配慮した総花的な政策集で、「骨太」というイメージとは程遠い。一面記事の通り、行政のデジタル化が目玉で、本気で集中改革をやりきる決意なら、それだけ深掘りすれば良かったのにと思う。他紙報道だか、新型コロナ患者発生の通報も大半がFAXで、送信ミスの時に個人情報が流出し…
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経済は何のため?(7月15日付朝刊17面「経済理論より経済思想」に思う)

経済を語る時は、あれこれの理論よりも根本思想が重要という指摘に納得。ああしたらこうなるという理論よりも、このためにこうすべきだという考え方が大切。何でも市場理論に任せたら、存在できない製品やサービスが出てくるが、それでいいのかという問いも、思想に遡らないと出てこない。コロナで問題となっている医療のあり方も然り。経済効率第一で考えていては…
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説明と数値基準の明確化が必要(7月14日付朝刊3面「感染急増に戦略見えず」に思う)

東京都内の新規感染者数が連日3桁を記録する中、スポーツイベント開催基準の緩和をはじめとする経済活動の再開が着々と進んでいく。極め付は今月22日以降の旅行に適用することが公表されたGo Toキャンペーン。一人一泊2万円までの補助金に魅せられて、国内旅行が一気に活発化するのは間違いない。誰もが感染対策と経済社会活動の両立という考え方はわかっ…
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増加スピードが心配(7月10日付朝刊1面「都内感染224人で最多」に思う)

昨日の都内での新型コロナ感染者数が、これまでの最高を更新した。一方で政府や東京都は、病院の受け入れ能力に余裕があるなどの理由で、経済活動再開を予定通り進めている。ある程度の感染者数増加は想定内という話も聞くが、問題はある程度に押さえ込めるかどうかである。感染者は、広がり出せば倍々ゲームであっという間に増加ペースが上がるリスクがあるが、病…
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決められない日本(7月8日付朝刊37面「このまま進んでいいのか」に思う)

スポーツ面のコラムの見出し「このまま進んでいいのか」は、来年に延期された東京オリンピック・パラリンピックについての話だが、政治面や経済面に移してもそのまま通じる。まず東京オリパラ。全世界と日本の現状を客観的に見れば、開催は極めて難しいし、リスクが大きいことは明らかだ。世界各地の予選ができる状況にないし、新型コロナワクチンも間に合うかどう…
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料理も手軽な生シイタケか?(7月7日付朝刊18面「干しシイタケ低迷」に思う)

干しシイタケの需要が低迷しているという記事。足元の生産量は年間2000トン程度で、1980年台の1/7まで減少。生シイタケはほぼ横ばいだから、手軽に手に入るキノコの種類が多様化した結果かなと思うが、ひと手間余分にかかる干しシイタケが、何でも即席を求める風潮に押し流されたとしたら寂しい限りだ。昔、料理をするようになった頃、段取りが悪くて固…
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誰のための働き方改革か(7月4日付朝刊2面「多様な働き方促進」)

政府が未来投資会議で示した成長戦略案に、多様な働き方を後押しするため、兼業・副業やフリーランス向けのルール整備が盛り込まれた。そう聞くと、働く者にメリットがある制度改正を期待したくなるが、注意が必要だ。足元のコロナ禍で、フリーランスは正社員に比べて収入減少などの影響を強く受けている。これが、今回の制度整備の目玉にもなっている契約書面の義…
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他人の自由を抑圧する自由はない(7月3日付朝刊27面「パンデミック時代の正義」に思う)

ハーバード大学のマイケル・サンデル教授はオンライン講演の中で、コロナ危機はモラルの危機でもあり、個人の自由の意味について議論しなければならないと主張。コロナ感染対策について、自分の行動は自由だからと、公共の利益に反する行動を取るべきではないと明快だ。まさにその通りで、自由とは社会の共通の利益を損なわない限りにおいて尊重されるべきものであ…
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おまけの魅力で売るのは邪道(7月2日付朝刊1面「マイナポイント登録 優遇」に思う)

政府がマイナンバーカードの普及をねらって、新たなボイント還元策を始める。6月末で終わったキャッシュレス決済促進のための5%還元に続くものだ。キャッシュレス決済の方は、早速多くの業者が加盟店に対する手数料を引き上げているそうで、どこまで定着するのか。そんな検証も行わずに、既定路線たからと同じような施策を繰り返すのは、政府の悪いクセ。しかも…
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あまりに場当たり的なコロナ基準(7月1日付朝刊1面「都、数値基準を撤廃」に思う)

東京アラートを発してレインボーブリッジを赤色に染めた東京都が、1ヶ月も経たないうちにコロナをモニタリングする数値基準を撤廃。東京アラートは今後発動しないと宣言した。朝令暮改や君子豹変は、政治の世界では日常的に存在するが、ここまで鮮やかな変わり身はなかなかお目にかかれない。東京アラートや連日の知事会見は、選挙に向けたパフォーマンスかと疑わ…
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