税務署からコロナ給付に座布団一枚(1月29日付朝刊25面「還付型給付、自己申告方式で」に思う)

コロナの影響などにより生活が困窮する国民への給付のあり方に対し、大変面白い提案だ。役所からは荒唐無稽に見えるだろうが、案外本質を突いていて、実務的にも十分実行可能だと思う。日本政府には本当に困っている人だけに、お金を配る能力はないことが白日のもとにさらされたし、セーフティネットの要である生活保護には抵抗がある国民が多い。となれば、どんな…
コメント:0

続きを読むread more

管理の発想転換必要なテレワーク(1月28日付朝刊3面「効率テレワーク 企業さぐる」に思う)

テレワークで管理や効率を常に求めるのは難しい気がする。この一年近く数人の部下を抱える中間管理職として、テレワークに直面して感じたことは、まず管理や効率にこだわり過ぎないこと。管理してパフォーマンスや効率が上がるならいいが、コストと管理の手間ばかりかかり釣り合わないことも多い。それなら、早々に管理の発想は捨てて、いかに必要な仕事を期限まで…
コメント:0

続きを読むread more

競技だけでない五輪開催の意味(1月27日付朝刊37面「無観客なら開催は可能か」に思う)

IOCが無観客での東京五輪開催に言及した。開催に責任を負う立場で、現下のコロナ感染状況を直視すれば当然のことだ。しかし、中止や再延期はあり得ないとしている点は、いかがなものか。競技に向けて鍛練している選手のことを考えれば、開催できればと願うのは当然だが、世界の人々が集うことで感染が拡大しては本末転倒だ。しかも五輪は世界一を決めるただの競…
コメント:0

続きを読むread more

日本的雇用は既に崩壊した(1月26日付朝刊2面「日本的雇用崩すジョブ型」に思う)

経団連がこの春の労使交渉に臨む企業向け指針でジョブ型雇用の積極的導入を呼び掛けている。長期雇用を前提に、企業内で雇用ニーズが変化しても、欧米のように解雇と新規雇用で対応せず、社内の配置転換で対応してきた「日本的雇用」の大転換につながりかねないとの指摘だ。しかし、その経団連が求めた非正規雇用の拡大で、そのような長期雇用は、一部のものとなり…
コメント:0

続きを読むread more

たまには跳んでみては?(1月25日付朝刊14面「走行中給電の検討を」に思う)

経済教室には珍しい、クリアーな政策提言だ。重くて高価なバッテリー搭載と、それでも短い航続距離が普及の障害となっている電気自動車。発想を変えて、バッテリーの改善ではなく、走りながら路面から電気をもらうことで、バッテリーを不要にしてはどうかという提案。面白い!既に0.5~1.0m程度の距離なら、伝送効率95%で電気を飛ばせる技術は確立してい…
コメント:0

続きを読むread more

長短だけが問題ではない(1月22日付朝刊4面「野党『首相答弁短すぎ』」に思う)

短くても、簡潔明瞭で中味があればいい。長くでも、じゅげむじゅげむの如く無意味では困る。首相答弁の話である。野党が30分の質問に、首相答弁10分はないでしょうと抗議したが、お互い無駄な修飾語や無意味な言葉を除いてどれだけ残るかで勝負すべきだ。いまはやりのAIで、意味のある言葉だけ残す翻訳をしたらどうなるだろう。時々テレビで国会中継を見るが…
コメント:0

続きを読むread more

国費の使い方で未来が変わる(1月20日付朝刊17面「60年ぶりの長期成長戦略」に思う)

新型コロナ対策で各国政府が、かつてない規模の財政出動を強いられている。これが奏効して感染が収束した後に、確実に残るのは膨大な借金。その時に、国の金をどこに投入したかで、未来が違って見えるはずだ。目先の対策に国費をつぎ込んでしまえば、借金と徒労感以外に残らない。しかし、これだけ国費を使うならと、医療や介護の仕組みを根本的に変えたり、205…
コメント:0

続きを読むread more

強制力の効果は疑問(1月19日付朝刊3面「対コロナ 法改正で実効性」に思う)

政府が始まった国会の目玉に、コロナ対策法制の整備をあげ、これらができれば対策の実効性が上がるとしている。確かに強制力を強めれば、対策は進むだろうが、それで本当に持続的な効果が得られるかどうかは疑問だ。むしろ自らの不手際の責任を、法律の不備になすりつけているのではと勘ぐりたくなる。7面のエコノミストの論評では、中国で徹底したコロナ対策が整…
コメント:0

続きを読むread more

コロナ対策か監視社会か(1月18日付朝刊6面「コロナ対策、職場監視の皮肉」に思う)

アマゾンの子会社が監視カメラの技術を使い、職場における従業員の行動を分析することで、コロナ対策を強化するシステムを発表した。工場の油漏れやヘルメット着用の有無もわかるので、安全性工場にも役立つというが、それだけではない。同じ技術で、従業員の監視も出来るから、怠けていないか、非効率な動きをしていないか、誰と誰がよく話しているかなど、職場で…
コメント:0

続きを読むread more

霞が関の出勤率は?(1月15日付朝刊4面「霞が関在宅勤務『質問取り』が壁」に思う)

議員の国会質問への回答準備作業で、霞が関の官僚の在宅勤務が進まないという話。政府は7割在宅を呼び掛けているのだから、足元の各省庁の状況がどうなっているか、毎日公表してはどうか。お寒い状況を慮ってか、テレビで連日報道される主要スポットの人出増減には、霞が関は出てこない。今時ウェブ会議はスマホでも出来るのだから、官僚も臆せずに議員に面談廃止…
コメント:0

続きを読むread more

あの世から教えてほしい(1月14日付朝刊35面「半藤一利さん死去 悼む声」に思う)

作家の半藤一利さんが亡くなった。なぜ日本が無謀な戦争に突き進んだかをテーマにした数多くの著書は、再度きな臭さの漂い始めた日本で、過去の失敗を繰り返さないための礎として、ますます貴重になってくるだけに残念だ。政治家や作家が、歴史の事実を踏まえず、または歪曲して、愛国心に訴えたり、過度に攻撃的な主張を繰り返している。歴史に謙虚に学ばない者は…
コメント:0

続きを読むread more

二大政党ならいいのか?(1月13日付朝刊4面「自民1強 遠い二大政党制」に思う)

見出しの表現からすると日経は二大政党制がお好きのようだか、もう時代遅れではないか。比較的容易に政権交代が起きると言う点では緊張感があっていいかもしれないが、弊害も多い。国の争点が右か左かという単純なものなら、二大政党もありかもしれないが、論点は多様化している。無党派層がふえているのは、その結果ではないか。アメリカやイギリスなど典型的な二…
コメント:0

続きを読むread more

在宅勤務 日本はなぜ苦手?(1月12日付朝刊1面「『在宅勤務定着を』56%」に思う)

コロナ禍でも在宅勤務はなかなか定着しない。中小企業を中心に、システム導入など前提条件が整わないところがあるのは事実だろう。お客さんとは対面で話さないとという考え方や、はんこ文化、オリジナル書類重視の考え方も、在宅勤務の障害となる。しかし、やってみた結果、諸外国では効率が上がったと考える労働者が多いのに、日本は逆。今日の記事では。特に管理…
コメント:0

続きを読むread more

閉塞感→暴力の危険な連鎖(1月8日付朝刊1面「トランプ支持者 議会占拠」に思う)

米国の分断と対立が遂に議会への暴力に発展した。鬱積する不満に、政治的煽動が重なると、民主主義の先進国と見なされる国でも、このような事態になるというショッキングな映像を世界で何億もの人々が見たに違いない。米国では2週間後に大統領が交代するが、この暴力の背景となった、格差や経済的問題などはすぐに解決するはずもない。むしろコロナ感染の展開と、…
コメント:0

続きを読むread more

当たり前が通じる政治に(1月7日付朝刊3面「米上院 民主1勝」に思う)

米連邦議会が上下両院合同会議を開いて、バイデン氏の次期大統領選出を確認する。トランプ氏が支持者を煽動して、議事堂を包囲させているのはもってのほかだ。トランプ氏は、合同会議の進行役であるペンス副大統領に選挙結果を覆すよう求めているとも伝えられる。進行役というのは、字の通り議事の進行役であり、その人に選挙結果を覆す権限があれば、選挙が無意味…
コメント:0

続きを読むread more

医療機関こそ国費で支えるべき(1月6日付朝刊3面「コロナ病床『1波』より減少」に思う)

新型コロナの感染拡大で病床が逼迫しているが、そもそもコロナ患者向けの病床の絶対数が昨春の第一波時よりも減少しているとの指摘。各自治体の計画が楽観的過ぎ、後手に回った側面もあるが、コロナ患者を受け入れると採算的に厳しくなるため、特に民間病院が受け入れたがらない影響が大きい。急性期患者への対応機能を備えた病院約4200の内、公立は69%、日…
コメント:0

続きを読むread more

20万円で引っ張り込むだけでは持続不可能(1月5日付朝刊5面「介護への転職 融資で支援」に思う)

人手不足が深刻な介護人材確保のため、転職者に20万円を融資し、2年働けば返済不要とする支援策を国が始める。ただでさえ人手不足の介護業界が、コロナ禍で一層人材確保に苦しんでおり、東京では求人倍率が6倍超というから何とかしないといけないのは確かだが、どう見てもこれではインパクト不足だ。そもそも介護人材が集まらないのは、きつい仕事の割に収入が…
コメント:0

続きを読むread more

自由は蜃気楼か(1月4日付朝刊24面「『自由』の意味 問い直せ」に思う)

自由は大切なものだ、誰も否定しない。しかし誰もが自由に振る舞っていては、みんなの自由は達成されないところが難しい。コロナ禍では、生存という自由の大前提を確保するために、行動の自由への制限を堪え忍ぶ必要が出た。職や収入を失えば、時間的には自由ではあっても、生きていく上での不自由が生まれる。自由とは何とも厄介なものだ。本日の経済教室では、分…
コメント:0

続きを読むread more