銀行が揺らぐと大変(3月23日付朝刊7面「邦銀の海外投融資最大」に思う)

地方銀行も含めた邦銀が、海外への投融資を急拡大している。記事にはグラフがあるが、2010年に2兆ドル強だった残高が、足元では約5兆ドルに達しており、10年で倍増した。日本企業の海外進出拡大に伴う拡大もあるだろうが、それだけではない。記事も指摘している通り、ゼロ金利政策の長期化により国内の投融資が利益を生まなくなり、利益を求めての拡大という側面もあるのだろう。
ある意味自然の流れではあるが、問題は、海外への投融資は、為替リスクに加え、各国固有のカントリーリスクなど、リスク要素が増え、管理も手間がかかり、専門的知識を要すること。適切に管理できていなければ、世界経済が急変した時に、大きな損失を被りかねない。銀行が揺らげば、取引先への支援力が鈍り、とりわけ中小企業は影響を受けやすい。本日の大機小機では、黒田日銀の異次元緩和政策をもてはやしているが、ゼロ金利が日本経済の土台を蝕んでいることに、もっと目を向ける必要がある。

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