何でも採算重視というわけには(3月3日付朝刊3面「小規模乱立 余力なき病院」に思う)

公的インフラの性格が強い医療や教育まで、金儲けの対象にしてしまった反動が、今来ている。医療体制が充実しているはずの日本でコロナ対応の病床が足りないし、増やせない。公的医療機関や保健所が効率重視で統廃合される一方、民間病院は採算の取れる医療に特化し、国や自治体の要請に赤字を出してまでは応えない。本来社会のインフラとして供給されるべき医療を、採算最優先でつきはなし、公的関与を弱めた結果だ。同じことが教育にも起きている。一部は進学率や一流先への就職を売りに、生徒や学生を集めて繁盛するが、公立校を含めて教育費はどんどんと上がり、学費負担能力が受けられる教育のレベルに大きく影響する。教育機関が採算を求められると同時に、学ぶものも教育を投資と捉え、拙速なリターンを求める風潮は、教育のあり方を根本から変容させる。国としてはない袖は振れないと、財政支出削減を第一にした結果だろうが、医療や教育は国の礎。早急に方向転換しないと、国が滅ばないか。

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