効率化の限界、一寸先は?(3月31日付朝刊1面「ルネサス 回復に3~4ヶ月」に思う)

半導体大手ルネサスの工場火災による影響で、自動車各社が減産を迫られる。大震災の教訓で、供給先を多様化していたはずなのに。スエズ運河の事故では、コンテナの滞留で世界中に影響が及ぶ。世界経済の一体化が進んだことで、得られたものもたくさんあるが、失ったものも、そして抱えたリスクもたくさんある。遠くから食料を運んで来ることに化石燃料を消費するよ…
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終われない政策はダメ(3月30日付朝刊19面「日銀 自縄自縛のETF買い」に思う)

まさに指摘の通りだと思う。日銀は自己点検レポートで日本株の買い支えは効果があったとしているが、日本一の株主になるまで買いまくったのだから、効果はあったに決まっている。問題はどうやって手仕舞するかだ。どんな政策も未来永劫続けるわけにはいかない。いつか終わりが来る。政策の評価は、終わって後に、その全体を見渡して定まるものではないのか。日本株…
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なぜPCR検査を出し惜しむ?(3月29日付朝刊2面「無症状者検査 優先すべき対策上位に」に思う)

世論も無症状者へのPCR検査拡大を求めているのに、政府の対応は鈍い。モニタリングと称した散発的な検査は始まったが、風邪症状のある人や、高齢者施設などで大量に検査を行う気配はない。コロナ感染拡大の初期には、限られた検査や治療の対応力を、発症者に集中的に使うためとか、いろいろ理屈があった。しかし、いまや検査は自前で費用負担すれば誰でも受けら…
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絶対に避けなければならない(3月26日付朝刊9面「台湾有事、想定より近い」に思う)

記事の見出しは、米インド太平洋軍次期司令官の言だが、最新兵器を擁する両国間の戦争は絶対に避けるべきだ。戦争の規模や質が破滅的な被害をもたらすだろうことは容易に想像出来るが、予想される諸外国の対中制裁強化やそこからもたらされる世界の政治経済対立の劇化は、コロナとは別の意味で全世界にパンデミック級の影響を与えることは間違いない。第二次大戦以…
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またトカゲの尻尾切りか(3月24日付朝刊社説「河井買収事件 自民にも責任」に思う)

選挙違反事件で裁判中の河井元法相が、買収行為を認め、議員辞職する意向だ。それはそれで当然として、社説の指摘するように、本件の背景にある政治と金の問題が闇に葬られることがないよう、しっかり追及する必要がある。河井氏の潤沢な買収資金が、自民党本部からもたらされた一億五千万円の活動費にあったことは裁判でも確認されている。同じ選挙で立候補した他…
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銀行が揺らぐと大変(3月23日付朝刊7面「邦銀の海外投融資最大」に思う)

地方銀行も含めた邦銀が、海外への投融資を急拡大している。記事にはグラフがあるが、2010年に2兆ドル強だった残高が、足元では約5兆ドルに達しており、10年で倍増した。日本企業の海外進出拡大に伴う拡大もあるだろうが、それだけではない。記事も指摘している通り、ゼロ金利政策の長期化により国内の投融資が利益を生まなくなり、利益を求めての拡大とい…
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進路は自分の判断で選ぶのが最上(3月22日付朝刊19面就職活動で考えること」に思う)

早くも来春の採用の記事だ。まだ日本では最初の就職が重い。就活は一生を左右するとすれば慎重にならざるを得ないが、少し肩の荷を下ろしてはどうか。将来どの業種、企業が栄えるかなど誰にもわからない。働く場として世間的な評価が高いところがいいとも限らない。となれば、就活段階では、世間や親の評価や、現在の業容などにとらわれず、自分として納得のいく就…
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発想が180度違う❗️(3月16日付朝刊6面「対中国、崩れた米軍優位」に思う)

全三段にわたるコメントで、前半が米中の戦力分析、後半が米軍劣勢に日本がどう対応するかが書かれている。前半の結論は、中国の庭先である東アジアで、米軍はもはや優位に立てないというもの。この結論は、ある意味当たり前で、中国の庭先で遠くからやって来る米軍が優位に立とうとするなら、全体で相当の戦力差がなければならないが、そんなことは今後望みうべく…
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デジタル教育に企業人材活用は?(3月12日付朝刊3面「デジタル教科書、紙と併用」に思う)

文科省がデジタル教科書の全面導入先送りする方針とか。今春のことかと思ったら、何と24年度の話。3年も先である。津々浦々に行き渡らせるのに時間がかかるのはわかるが、時間がかかりすぎではないか?先送りの理由は子供の健康への影響や教員の習熟度への不安というが、新しいことを始めるのに不安がないわけがない。むしろ先送りで失われるものとのバランスを…
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60年経っても出来ないのはやる気ない証拠(3月10日付朝刊4面「差別撤廃条約 締結に動き」に思う)

国際労働機関(ILO)が採択した、「雇用・職業についての差別待遇に関する条約」の批准を日本がまだしていないという話。基本的な条約のひとつで、加盟187ヶ国のうち94%が批准済みというから、恥ずかしいくらいだ。なぜ出来ないか、厚労省のコメントが「条約に合わせた国内法の整備が必要」とあるが、そんなの当たり前。調べてみたら、この111号条約が…
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今ある制度でなぜ救えない?(3月9日付朝刊4面「子どもの貧困 コロナで深刻」に思う)

先進国でも子どもの貧困比率が高い日本。特にひとり親世帯は48.1%が貧困で、際立っている。これがコロナの影響で更に悪化しており、何とかしなければならない。ここまでは全く異議なしだが、「家庭庁」をつくらないとそれが出来ないかと言われると違うだろう。 生活保護やひとり親支援、非正規雇用対策など、施策はそろっているのに、それらが機能しない現…
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デジタル化はシステム以前の問題(3月8日付朝刊7面「ワクチン接種はデジタル戦争」に思う)

政府はワクチン接種を効率的に進めるため、デジタル技術の導入を進めているが、インフラも自治体間の調整も整わず苦労している。この問題を考える上でのポイントは、デジタル化というのはコンピュータの導入そのものではないということだ。ワクチン接種を例に取れば、自治体や関係者間で、管理するデータや処理手順がバラバラなのが問題で、デジタル化というなら、…
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それは危ない!力にチカラ(3月5日付朝刊1面「米軍が対中ミサイル網」に思う)

米軍が中国を抑え込むため、沖縄からフィリピンを結ぶ第一列島線に沿って対中ミサイル網を築く計画との報道だ。中国が脅しに屈して軍拡を止めるとは到底思えないし、むしろ逆だろう。日本やフィリピンなどがこれに加担するのは極めて危険だ。目の前にミサイルを配備されれば、中国は太平洋に出られないばかりか、本土に危害が及ぶと認識して、断固とした対抗措置を…
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何でも採算重視というわけには(3月3日付朝刊3面「小規模乱立 余力なき病院」に思う)

公的インフラの性格が強い医療や教育まで、金儲けの対象にしてしまった反動が、今来ている。医療体制が充実しているはずの日本でコロナ対応の病床が足りないし、増やせない。公的医療機関や保健所が効率重視で統廃合される一方、民間病院は採算の取れる医療に特化し、国や自治体の要請に赤字を出してまでは応えない。本来社会のインフラとして供給されるべき医療を…
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民間からノウハウ盗め(3月2日付朝刊1面「集団接種、企業が関連業務」に思う)

新型コロナ向けのワクチン接種について、その実施周辺業務を、自治体が企業に業務委託する動きが広がり始めたという記事。緊急を要する仕事であり、民間の力を借りることには異存ないが、単純に任せきりにせず、しっかりと進捗を管理、モニターすることが大切だ。残念ながら、新型コロナ感染は沈静化しても、さらなる変異種や、別のウイルスが将来パンデミックを引…
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変われない日本の象徴は?(3月1日付朝刊1面「緑の世界と黒い日本」に思う)

電力の自由化で少しは業界構造が変わったかと期待したが、まだまだのようだ。先日も卸し電力価格が高騰し、発電所を持たない新電力が窮地に陥いる事件があった。自由化が進んだように見えても、お釈迦様の手のひらの上でのこと。大手電力会社が牛耳る構造はまだまだ健在らしい。日本で再生可能エネルギーが増えない最大の理由として、当初から指摘されていたのが送…
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