能力主義も万能ならず(4月14日付裏1面「社会分断する『能力主義』」に思う)

給料や昇進を決める時に能力主義という言葉が多用され、能力主義が公平で万能であるかのようか錯覚に陥ることがある。確かに年功序列や恣意的な処遇決定よりはましかもしれないが、一定の物差しで能力を計り、処遇の基準にすることに、哲学者のマイケル・サンデル氏が警鐘を鳴らしている。
確かに、一流大卒で能力は高いはずの中央官庁で信じられないような、不祥事やミスが多発していること。サンデル氏が指摘しているように、コロナ下で感染リスクにさらされながら外で働く人が相応の評価を得なければ社会は成り立たない。
要は何でも物差しが一本ではいけないということ。今風の言葉で言えばダイバーシティ。労働の尊厳の回復。高い給料の仕事だけでなく、全ての仕事への尊厳を高めることが大切との指摘は心に響く。指摘の通り、人生で最も大きな欲求の一つは、他人に必要とされること。仕事に敬意を払われること。学位の有無にかかわらず、よい生活が送れる社会を作れたら、素晴らしいことだ。

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