金額の問題ではないが(7月10日付朝刊1面「NEC 新卒年収1000万円超」に思う)

NECがAI技術者などを採り負けないように、新卒研究者に対して1000万円超の年収をオファーするという。企業として外国勢との競争に勝つために必要と判断したということであり、今後もこの流れは続くのではないか。金額も重要だが、「就職」でなく「就社」と言われるように、新卒一括採用した人材を、特定職務に専門化させず、ジェネラリストとして育てる傾向が強い日本企業の人材活用戦略が変わりつつあることに注目したい。私の周囲でも、就職後何年か打ち込んできた仕事からの異動を打診され、その仕事が続けたいからと転職した若者がいる。雇用の流動性が高まり、転職が増えれば増えるほど、自分の専門性を高めたいという指向が強まることは間違いない。そうであれば、企業も採用時点から職務を明確にした採用を拡大するのは自然の流れだろう。

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