雰囲気でなく理念でまとまる日本に(4月23日付朝刊7面「対コロナ、負けられぬ日本」に思う)

本日のopinion欄では、コメンテーターの秋田氏が、対コロナの戦いにおいて民主主義モデルと強権主義のどちらが優れているか、しのぎを削っている中で、日本の対策の成否が世界的に注目されるの見解を示している。民主主義モデル国の中でも、強制力を発動せず、国民への情報提供をベースに自発的な対応を促す日本のやり方は独特だ。戦前の強権主義への反省か…
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コロナとの闘いに政治対立は休戦を(4月22日付朝刊6面「揺れるWHO、迫られる改革」に思う)

地球上で人類対新型コロナウイルスの闘いが佳境を迎えているこの時に、人類側の司令塔となるべきWHOをめぐって各国間の争いが深刻化している。最大の資金拠出国である米国のトランプ大統領は資金拠出の停止を発表。テドロス事務局長が台湾を非難したのに対し、同氏と台湾の応酬も激化している。台湾は新型コロナウイルスの危険性を世界に先駆けてWHOに通告し…
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ポストコロナで世界は変わる(4月21日付朝刊1面「『利益至上』見直す契機に」に思う)

コロナ禍で経済活動をめぐる価値観がガラリと変わった。サプライチェーンの世界分散とか経営効率の見方も、従来先進的とされていた企業がコロナで意外な脆さを曝け出したりしている。かと言って全てを自国内に集中するのも、リスクが高い。働き方も、効率だけでなく、様々なリスクによる打たれ強さが意識され、在宅勤務や地方への 分散が進むのは間違いない。日本…
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危機に臨む国家の役割(4月18日付朝刊8面「経済は『遊び』自粛を糧に」に思う)

「不要不急」という表現をよく耳にするようになった。いま、本当に必要なことでなければ我慢して先送りしましょうというのだが、よく考えてみれば、現代の経済社会は不要不急な消費で成り立っているのではないかというのが、このコラムの主題。確かにその通りだ。人類は既に最低限生きていくには困らないだけの必需品生産力を獲得しており、生きるだけなら経済規模…
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グローバル化で先行くコロナへの対抗策(4月17日付朝刊6面「世界経済に『大遮断』の危機」に思う)

米ピーターソン国際経済研究所が今月公表したレポートの序文には「簡単に言うと、Covid-19の世界的流行の中で国際協調を欠くというのは、もっとも多くの人が死ぬことを意味する」と書かれているそうだ。しかし現実は国際協調とは逆に「グレート・ロックダウン」とも言うべき方向に進んでいる。米欧では経済再開の方策が議論される状況になってきたが、自国…
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テレワーク効率化に必要なこと(4月15日付朝刊社説「デジタル活用でコロナ危機の克服を」に思う)

コロナ危機対応に伴う在宅要請でテレワークがにわかに脚光を浴びている。デジタル技術活用の必要性はご指摘の通りだが、在宅勤務を効率的に行うために大切なことがもう一つあることに、実際自分も体験してみて気がついた。それは管理者が発想と働き方を変えること。日本の職場は平社員レベルが優秀で、かつお互いの連携をうまくやるため、管理者は組織全体の目標さ…
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長期戦覚悟で先を見た対策を(4月14日付朝刊1面「争いの時代 協調こそ解」に思う)

歴史に造詣の深い生物地理学者ジャレット・ダイヤモンド氏は、ペストから経済が回復するまでには1世紀、世界恐慌は10〜12年かかったと指摘。コロナ禍はそれより短いだろうと予測しつつ、戦いに勝つには国際的な協力体制が要るとしている。歴史に学べば、今回のコロナ不況からの回復には年単位の時間が必要と考えざるを得ない。一方で本日の1面トップ掲載の社…
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コロナウイルスに国境は意味をなさない(4月12日付朝刊2面「G20首脳 世界的視野を」に思う)

ビル・ゲイツ氏が寄稿で、主要先進国が我先に鎖国し、自国第一でコロナ禍への対策を進めている現状に対し、対策を進める資金に乏しい国々も含め、グローバルな視点で対策を進め、地球上からウイルスを根絶しないと、コロナ禍は一掃できないことを訴えている。確かにその通りだ。一国が鎖国状態でコロナウイルスを根絶しても、未来永劫国を閉ざし続けるわけにはいか…
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まず日本外交自らの軸を据えること(4月11日付朝刊8面「遠のく中国主導の秩序」に思う)

コロナ後の世界の主導権争いがどうなるかというシナリオが3つ。中国が強くなるシナリオ、米国が強くなるシナリオ、米中とも傷を負って内向きになり「Gゼロ」に接近するシナリオである。私は大きな流れはGゼロに向かっており、米中が一時的に浮き沈みすることはあっても、基本的方向性は変わらないと見ている。だからこそ、日本外交は目先の主導権争いがどうなる…
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たまには拙速もいい(4月10日付朝刊1面「中小支援 時間との闘い」に思う)

中国の箸は何故日本の箸のように先が尖っていないのか。中国人は食べ物を一旦口に入れてから骨などを吐き出す。日本人は箸で骨などを除いて、食べられるところだけ口に入れるから。世の中にGoogleのような検索エンジンが出始めた頃、いち早く検索技術を開発したのは日本勢だという。しかし、著作権侵害を懸念して、許諾を得られた検索結果だけを表示した日本…
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コロナが促す権力の移行(4月9日付朝刊1面「テクノロジーが権力に」に思う)

フランスの経済学者ジャック・アタリ氏は、人類史上大きな感染症が権力の変容を生んできたとしている。15世期のペスト蔓延は、教会から治安当局に権力を移した。無力な教会よりも感染者を隔離する当局が力を発揮したから。その後の感染症では、人々が科学が問題を解決すると考えるようになり、治安当局から医学に権力が移った。そして今回の新型コロナ対策では、…
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エネルギーの複合的供給が必要(4月8日付朝刊27面「工場産野菜、縮む価格差」に思う)

植物工場という言葉が世に出て久しいが、事業として成り立つようになったのは最近だ。とはいえまだ露地物との価格差は大きい。本記事のグラフによると、最も一般的なレタスの場合、植物工場産は一般価格の3倍以上高い。それでも少しずつ普及しているのは、計画生産が可能で、供給や価格が安定しているからだろう。しかし黒字が3割では、まだまだ本格的普及には課…
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在宅で変わる働き方(4月7日付朝刊15メンバー「企業、在宅勤務を『原則』へ」に思う)

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、在宅勤務が増えている。先週になって私も遅ればせながら初体験。通勤時間が無くなつて、1日の時間が増えたような気になったのが収穫。一方で時間の使い方か難しいのを実感した。オフィスで働いていれば、細々とした雑務を空いた時間にやったり、同僚と雑談しつつアドバイスをしたりという、アイドルタイム的なものがあるが、…
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食料自給も見直しが必要(5月6日付朝刊5面「ウイルスが引き裂く世界」に思う)

世界中が鎖国をして、ヒト、モノの流れが滞っている。お金さえあれば、何でもどこからでも買ってこられるという幻想は打ち砕かれた。もちろんウイルスの拡大を抑え、この鎖国状態を一刻も早く正常化するために、世界各国は協調して行動すべきだ。一方で、このような事態が再びやって来ても、経済活動の根本が揺らがないような備えをすることも大切だ。その点で気に…
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フリーランスに契約を(4月5日付朝刊7面「対面型フリーランス 苦境」に思う)

通訳ガイドやインストラクターなど対面型のフリーランスが、新型コロナウイルス感染拡大で仕事が減り、苦境に陥っているという。政府が緊急経済対策で支援策を打ち出しているが、支給を受けるには仕事の有無や本来得るべき収入などの証明が必要。契約書があれば照明は比較的容易だが、日本ではフリーランスに対して契約書を発行しない習慣が根強く、支援を受けるに…
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明日はわが身(4月4日付朝刊9面「在韓米軍『協定切れ』長期化」に思う)

在韓米軍駐留経費をめぐる米韓の交渉が難航している。協定は既に19年末に切れており、4月からは米軍基地の韓国人労働者約4千人が無給状態になっているという。米側は一気に前年比で5倍近い負担要求を韓国に行なっているといい、韓国側も引くに引けない状況だ。同じことは日本でも起きうる。既に米国側からは、法外な負担要求が行われているようだが、何でも言…
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本気で大都市圏集中の緩和を(4月3日付朝刊17面「コロナ後、企業の『地方分散』を」に思う)

何度掛け声をかけても実現できないことがある。その最たるものは「地方分散」だろう。首都移転とか、中央官庁の地方移転など計画は何度も立てられたが、大山鳴動ネズミ一匹も出ない程度しか行われない。確かに経済効率や、生活の利便性を考えると、都市圏に集中した方が楽なのだろう。地方の生活がいいという人はいるが、決して多数派にはならない。ここにコロナ問…
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経営と儲けることは違う!(4月1日付朝刊21面「経営としての東大モデル」に思う)

国立大学が債券発行による資金調達を拡大することに賛同表明しているが、私は反対だ。国からの予算が限られるなか、債券を発行して得た資金で、ビジネスの真似事をして、儲けよう。その過程で研究も拡大しようという一石二鳥を狙ったものだが、世の中そんなに甘くない。投資のプロを自認する、総合商社でも、事業投資、特に新しいビジネスモデルや技術を開発して儲…
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孤立か結束か、国家介入か市民の自覚か(3月31日付朝刊15面「全体主義的監視か 市民の権利か」に思う)

イスラエルの歴史学者、哲学者であるハラリ氏が、新型コロナウイルス対応に関連し、長文の寄稿を行った。読み切るには根気がいるが、力作であり、考えさせられるところが多かった。新型コロナウイルスの発生源となった中国が、国家主導の強権的な対応で、いち早く感染拡大を抑え込んだことで、自由主義社会と強権的社会が対比して語られることが増えている。しかし…
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しぶとく生きること(3月30日付朝刊15面「緩和ケア医ががんになって」に思う)

医療・健康面の「向き合う」というコラムで知人の医者が連載を始めた。「緩和ケア医ががんになって」という本が出版された直後に、本ブログでも紹介した高校の後輩である。彼はがん患者がより良く生きるための手助けをする緩和ケア医でありながら、がん患者のことが全然わかっていなかったと、自らががんになってから悟った。そこから猛然と行動を開始したところが…
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