テーマ:安保法案

ボス交渉で世界が動かせる時代は過ぎた(9月27日付朝刊3面「米、南シナ海攻め手なく」に思う)

ワシントンで行われていた米中首脳会談は、サイバーセキュリティ分野では閣僚級の協議の場を設けることで合意したものの、南シナ海での埋め立て問題など他の懸案では双方の主張が平行線をたどり、見るべき成果が得られなかったと報道されている。アメリカの軍事力と経済力を背景としたプレッシャーも、全く価値観とベースを異にする相手には効かなかったということ…
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安倍内閣は総辞職すべきだ (9月21日付朝刊1面 日経世論調査結果報道に思う)

安保関連法の強行成立を受けた世論調査結果が報道されている。安保関連法の成立を「評価しない」が54%、「評価する」が31%。安保関連法に関する政府の説明は「不十分だ」が78%、「十分だ」が12%と際立っている。こんな重要な法律を自らも説明不十分と自覚しながら強行成立させた安倍内閣の責任は重大だ。 60年安保の時、条約批准を強行した岸内閣…
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日本は非戦ブランドで立派に国際貢献している (9月19日付朝刊2面社説に疑問)

社説は「日本は何もせずに平和がもたらす繁栄を享受しているのでは」として武力による国際貢献の必要性を説くが、武力のみで平和が達成できないことは、ソ連崩壊以降の米国一強体制下でも様々な戦争が発生し、むしろ平和への脅威は拡散してきたことから見ても明らかだ。そうした国際情勢下で、日本はODAや青年海外協力隊、民間ボランティアなど非常に多様な国際…
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安保法 どう使うかを内閣に任せるのは危険の極み (9月19日付朝刊2面社説を読んで)

本日の日経社説は「どう使うかで決まる安保法の評価」と、安保法の成立を受けて、政府が国民の信頼を得られるように丁寧に説明、行動していかなければならないとしている。一方で多数の国民が安保法案を「戦争法案」と受け止めて空前の規模のデモが国会を取り囲んだことに対し、「そう受け止めた人がなぜこれほどいたのか。安倍政権のどこかしらに危うさを感じさせ…
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安保法案の議論は何も深まっていない(9月12日付朝刊4面「安保『17日成立』めざす」に思う)

与党が参院での安保法案成立を目指して採決を強行する構えだ。いわく「公聴会も終わった」、いわく「審議時間が100時間に達する」。形式ばかりだ。実質の議論は何も深まっていないばかりか、疑問はますます深まるばかり。法案内容もともかく、政府の裁量の幅が広すぎて、どこまでも拡大解釈できるのが心配だ。 国会周辺や全国で沸き起こる反対デモに対し、与…
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何故そんなに無邪気に米国を信じられるのか? (9月6日付朝刊11面「日曜に考える」を読んで思う)

経済界の論客二人が安保法案の是非について論じている。JR東海の葛西名誉会長はまず、どこの国でも自衛権を持っているから集団的・個別的を問わずに自衛権は行使できると説明しているが、その自衛権を自らの意思で制限したのが日本国憲法の平和主義だということを全く忘れている。安倍総理は歴史を曲げるが、葛西名誉会長は歴史健忘症らしい。もっと驚いたのは日…
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同盟国を盗聴する国なんか信頼できる?(8月5日付夕刊1面「米、盗聴疑惑で陳謝」に思う)

ウィキリークスが、米国が日本政府要人の電話を盗聴していると公表したことに対して、米副大統領が安倍首相に電話で陳謝した。事実は認めていないようだが、陳謝する以上はシロということはあり得まい。同盟国と頼りにして、日本が直接攻撃されなくても、共同作戦をしましょうと身も心も捧げている米国からこんな仕打ちをされてまで安保法案は必要なのか。首相は胸…
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安保に情緒的な議論は禁物(7月28日付朝刊3面「安保法案は不可欠」に思う)

安保法案の参院審議で劣勢の自民党はホルムズ海峡から一転して中国や北朝鮮を引き合いに出して法案の必要性を強調しているが、もともと周辺事態への対処は個別的自衛権で十分としていたのではないか。台頭する近隣国に対して、米国との連携を強調するのはお門違いだし、危険だ。安保条約さえ維持・強化していればいざという時には米軍が助けに来てくれるというお人…
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安保法案 国民の理解は進んでいるから抵抗感強い(7月19日付朝刊2面「安保法案続く舌戦」に思う)

与党が衆院で安保法案を強行採決したことに国民の反感が強まっている。共同通信の調査では73%が批判的だというが当たり前だ。議会制民主主義は期限付きの独裁とは違う。いくら自民党が選挙で勝って多数を得ているからと言っても、国民の意思を忖度しながら政治を行うべきだし、メディアは世論形成と伝達という大切な役割を負っている。安保法案については、なぜ…
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安保にはコンセンサスが必要だ(7月6日朝刊4面「安保にはリアリズムが必要」に思う)

芹川論説委員長は、集団的自衛権を違憲とする憲法学者が圧倒的多数なのは規範性を重んじるからとし、権力運用論に立ってこれを是認する論調が多い国際政治学者と対比させた上で、「憲法解釈の変遷があって、国際環境の変化があって、そしてすぐに憲法は変えられない。ここはリアリズムで考えたい」としているが、この論法は危険だ。国際環境の変化があり政策の変更…
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安保法案 審議時間費やしただけで議論は深まっていない(7月11日付朝刊4面の記事に関連して)

維新の党が安保法案の対案を提出したことで、首相は「議論が深まったからこそ維新案が出てきた」と評価したが、これは与党と維新の党の阿吽の呼吸での共同であり、世論の反対で行き詰まっている法案審議を早急に切り上げて採決に持ち込もうとする茶番劇の序幕だ。政府が集団的自衛権の行使が必要になる例として挙げてきたホルムズ海峡封鎖による原油輸入の停止も、…
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安保法案も首相の個人的な思い込みか(6月21日付朝刊2面「首相の70年談話 閣議決定見送り浮上」)

首相が8月に発表予定の戦後70年談話について、60年や50年の談話の扱いとは変更し、首相個人の見解として閣議決定しない案が浮上していると報じられている。内容的に中韓の反発を招きそうだから位置づけを変更するということのようだが、首相の個人的見解などと言って真に受ける人はいるのだろうか? 安倍晋三という人物の言動は、首相在任中は、本人が個…
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国民の支持なしに安保法案を強行することが問題(6月14日付朝刊2面「PKO国会の神話と史実」に思う)

反対派が国会での安保法案の審議にもっと時間をかけるべき、PKO法案の時は3国会かけたと主張していることを取り上げ、当時の国会の状況を検証しながら、時間が経過してPKOは国民の支持を得た、だから今度もと指摘しているが、どうもこの風見鶏は納得できない。 そもそも国会審議は時間をかければ何でも多数で押し切っていいのかというと、そうではなく、…
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集団的自衛権は「時代の大ウソ」の再来だ (6月5日付朝刊4面「参考人全員が『違憲』」を読んで思う)

安保法案の審議が佳境に差し掛かっているが、思わぬところで火の手が上がった。4日に開催された衆院憲法審査会で、与野党が参考人として呼んだ大学教授が、そろって集団的自衛権の行使は憲法違反と指摘したというのだ。かつて憲法9条に反して警察予備隊を強引に創設した時、それを後押しした米国側から「時代の大ウソ」と評されたことが想起されるが、憲法は一文…
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国会中継ではわからない 安保法制の危ない背景(5月31日付朝刊9面の創論「安保政策の転換 何のため」

安保法制を巡る国会論戦は以前に比べれば具体的な論議が出てきているが、首相の答弁は紋切り型でよくわからない。たとえば「法理上はできるが、実際やらない」などと言っているが、要するに「法律上はできるようにしておいて、当面はやらないが、ほとぼりが冷めたら政府の判断でやるかもしれない」ということなのねと勘繰りたくなる。本当にやらないならそう法律に…
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やっぱり危ない安保法案 (5月24日付朝刊1面「変わる日本の守り-上」を読んで感じたこと)

本記事では南シナ海での海上自衛隊とフィリピン海軍の合同訓練を紹介し、現在は中国とフィリピンの武力衝突が発生しても自衛隊が関わる可能性はほとんどないが、安全保障関連法案の成立後は状況が変わるとしている。具体的には、もし中国とフィリピンの衝突を、日本政府が日本のシーレーンの安全を脅かす「重要影響事態」と認定すれば、自衛隊が南シナ海に出向き、…
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