外交には重層的な関係構築が必要(1月18日付朝刊9面 福田康夫元首相インタビューを読んで)

中国との人脈を生かして昨年11月の日中首脳会談をお膳立てしたと言われている福田元首相のインタビュー。トップ同士はメンツもあってある程度成果が見込める会談でないと実現しにくいが、尖閣問題などまさに国益がぶつかり合う問題があるからこそ、粘り強く対話を続ける必要がある。そのためには経済や文化面での交流を政治の影響を排除して地道に続けていくのと併せて、政治のレベルでも様々なチャンネルを持つことが重要だ。特に最近の自民党、安倍政権は政策やものの言い方が単純、モノトーンで、党内や政府内に多様な考え方が窺えない。日中、日韓の関係ではそれぞれ尖閣問題、慰安婦問題というのどにささったトゲがあるので、お互い主張が先鋭化し、関係が一直線に悪化し易いが、地球の裏側の関係が薄い国ならともかく、隣国で経済関係も強い相手となれば、問題は問題として妥協なく議論し合うにしても、全面的な仲違いは双方にとって不幸だ。福田氏のように、首相にある程度近く、相手国ともしっかりしたチャンネルを持った政治家が主要各国との間にいれば、外交に大いに幅が出てくることは間違いないのだが。

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