運も実力の内(7月22日付朝刊「与党が改選過半数」に思う)

参院選はほぼ予想通りの結果に終わった。与党は改選過半数を確保したが、維新を含めて改憲発議の2/3は失った。野党は勝てなかったが、1人区の野党共闘で総崩れは回避した。安倍首相にしてみれば、日米交渉も年金財政検証も選挙後に先送りし、直前の国会では対決法案強行を見送ってまで臨んだ選挙の結果としては、不本意だろう。決戦は次の衆院選に持ち越された。
それにしても、現政権は運がいい。世界的な好景気の波に乗って、日本の景気も失速を免れているし、大きな災害も起きていない。リーマンショックの余波処理と大震災に翻弄された民主党政権とは対照的だ。しかし、運はいつかは使い果たす。今のうちに先送りした課題に向き合ってもらわないと、最後に痛い目を見るのは、国民である。
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