年金不信煽る記事(9月17日付朝刊2面「『貯蓄から投資』若者動く」に思う)

日経は「貯蓄から投資」のスローガンが好きだ。あの手この手で、貯蓄好きの日本人に投資をさせようとする。しかし現実のトラックレコードでいえば、日経平均にずっと積み立て投資をしてきた場合の採算は、最近の人為的株高でようやく黒字化したが、長らく赤字だったし、これからも赤字化する可能性がある。前にも紹介したが、米国で働いていた知人が、積立型の確定拠出年金401Kで米国株に投資した結果、退職後の生活に大いに役立つリターンを得たと喜んでいるのと対照的だ。おっと、今朝の本論はこれではない。
日本の年金は、信用できない、保険料を払うに値しないというイメージを振りまくのにもメディアが加担しているが、もう少し正確に伝える必要がある。まず、もらえない論に対しては、年金制度は国家の責任で運用しており、年金を信用しないことは、イコール日本政府を信用しないことであり、早く日本脱出でも考えた方がいい。年金が減る減るという表現が多いので、実額が減る印象を与えているが、これも間違い。基本的に実額は増え続けるが、将来のインフレや所得増加を前提に評価するので、現役所得代替率やインフレを加味した実質価値で減るといっているに過ぎない。払った年金保険料に対しては、国が拠出金を上乗せし、責任を持って長期運用する。だから信用しろとまでは言わないが、安全で有利な投資先として、まず考えるべきであるということを、忘れないようにしたい。

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