家計の実態に合わせた負担を(11月13日付朝刊社説「現役の負担を抑え患者本位の診療報酬に」に思う)

診療報酬の改定作業が本格化している。医療費は国庫支出の主要項目であり、しかも増加が著しいので、注目を浴びる。しかし、人の生死、生活に関わるという意味でも主要項目であり、単なる財政負担論ではなく、国民の生活実態を踏まえた議論が必要だ。
日経社説は、医療費の現役負担を抑えるよう求めているが、これは高齢者の負担増に直結する。確かに現役の負担は限界にきており、対策は必要だか、現役にも高齢者にも強者と弱者がおり、単純な二項対立図式でとらえるべきではない。
医療費の問題のみならず、教育の無償化、税金のあり方など、すべての議論において、同じことが言える。単一制度の範囲内で、多様な家計の状況に対応した応能負担を求める制度設計は難しい。これだけ国民生活と家計のあり方が多様化しているのだから、個々の制度での調整は一定程度に留め、最終的には家計単位で国民負担を平準化し、憲法が保証する健康で文化的な最低限度の生活を送れるような仕組みを整える必要があるのではないか。現行の生活保護制度は、本来このためのバックストップであるはずだが、機能していない。生活保護制度を含めた全面見直しを早急に行いその上で各種制度の衡平を謀るべきだ。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント