中国政治体制の死角(2月14日付朝刊7面「新型肺炎『王朝』の危機」に思う)

このところ民主主義や自由主義をベースとする国家体制や経済よりも、中央集権で強権的な中国のような体制の方が強いのではないかという議論が盛んに行われてきたが、思わぬところで中国の弱みが露見した。新型肺炎である。本日のopinion面には、周王朝がこの問題で天命を失い、体制の危機に直面するのではないかとするFTエディターの論説を掲載されている。新型肺炎が発生した武漢で、いち早く異変に気付いた医師が警鐘を鳴らしたのに、強権体制がこれを抑え込み、初動対応が遅れた。当の医師も新型肺炎に感染し、亡くなった。彼は、情報統制の厳しい中国でも英雄扱いされ、政府批判も高まっているという。自由を認めず強権支配をする国が、予測不能のリスクに弱いことが、図らずも立証された。
民主主義、自由主義の国なら大丈夫かというと、そうではない。民主主義の下で、政府や議会がしっかり機能し、一致団結して対応してこそ、不測の危機を乗り越えられる。その点では、壊れたテープレコーダーのように、形式的な答弁を繰り返して良しとする現政権の下で、それが可能かどうかは、心もとない限りだ。

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