医療のあり方全面見直しが必要(5月22日付朝刊2面「『不要不急』が問う医療」に思う)

コロナとの戦いは緊急事態宣言の解除が徐々に進み、第二幕に入ろうとしている。休業で大きなダメージを受けた飲食やエンタメ産業の窮状や公的支援のあり方は、メディアでも盛んに報じられているが、コロナ感染拡大当初から、全力疾走で感染防止や治療に奮闘している医療機関の実態については、突っ込んだ報道が少ないように感じる。本日のこの記事も、不要不急の受診が減ったという角度から医療資源の最適配分を論じているが、従来政府が進めてきた医療機関合理化路線に乗ったもので、イマイチだ。日本の医療機関は、政府による合理化推進政策で、コロナのような緊急事態に対応する余裕をなくしていることが明らかになった。いつ来るかわからない患者のためにベッドを空けておいても儲からないから、そんな病床は担当者含めて無くしてしまえという路線が長年進められてきた。その結果、ことが起きてから慌てて病床確保に走っても、なかなか数が集まらないという、医療の脆弱性が明らかになった。特例として一部病院のICU入院料が2倍に引き上げられたが、これとて病床を空けて待っていては入ってこない収入である。病床を確保して待っている状態の病床や医療従事者にもしっかりと報酬が払われる「遊び」の確保も含め、コロナと付き合っていくための医療体制の全面的な見直しを期待したい。

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