興味深い中国論(7月23日付朝刊7面「中国にとらわれない政策を」に思う)

中国の政治的経済的脅威に関する記事が絶える日はないが、今日の朝刊はそのオンパレードだ。一面トップには、中国がデータ規制に向け新法を制定するという話。2面には尖閣周辺の中国公船の活動活発化、3面には在ヒューストンの中国領事館閉鎖要求、7面のOPINION欄でもメインの論説は「米中、『政治戦争』始まる」で、中国の政策に対する拒否感だけでなく共産党支配そのものへの忌避感が高まっていると指摘している。個人で言えば全人格的否定である。こうした中で、OPINION欄の下部にひっそりと掲載されたハーバード大学ロドリック教授の意見は、異色であり、ハッと気付かされるものがあった。ロドリック教授の主張は親中国でも何でもなく、あまりに中国を意識し過ぎて、欧米諸国が自縄自縛に陥っていませんか?自滅は避けた方がいいですよというもの。何でも中国のやることは悪いので抑えなければと焦って、中国への対抗策ばかりに集中するのでなく、中国の施策から他国が受益できるところは享受し、各国が自らの成長戦力を着々と実行していけばいいと説く。極めて正論だ。外に敵を作って批判、対抗するのは二流指導者でも容易だが、自国の戦略をしっかり立てて実行していくのは、一流でも困難な仕事だという指摘も、この論説の裏に透けて見えるところが面白い。

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