テーマ:集団的自衛権

事実先行に危うさ(9月3日付朝刊3面「日本版海兵隊 本格稼働へ」に思う)

離島に上陸して奪還することを目的に自衛隊内に編成された「日本版海兵隊」が、基礎訓練を終えて、南シナ海で米軍との共同訓練に乗り出すとの報道。離島防衛との名目は確かに専守防衛の範囲内だろうが、米海兵隊が他国侵略の先遣部隊の役割を果たしてきた歴史を考えると、その能力がなし崩し的に多目的に転用されかねないのではと心配だ。機動力と攻撃力を備えた部…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

米朝の火遊びに集団的自衛権は危ない(8月11日付朝刊2面「集団的自衛権で迎撃可」に思う)

米朝の威嚇合戦に対し、防衛大臣が、北朝鮮がグアムに向けてミサイルを発射した場合、日本が集団的自衛権を行使して迎撃する可能性に言及した。米朝の好戦的指導者の応酬は明らかに異常であり、今朝の報道では米議会の数十名の議員がトランプ大統領に自制を求めるという異例の事態になっている。そんな折も折、日本はアメリカを守る盾になりますよとの発言は、どこ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

安保に情緒的な議論は禁物(7月28日付朝刊3面「安保法案は不可欠」に思う)

安保法案の参院審議で劣勢の自民党はホルムズ海峡から一転して中国や北朝鮮を引き合いに出して法案の必要性を強調しているが、もともと周辺事態への対処は個別的自衛権で十分としていたのではないか。台頭する近隣国に対して、米国との連携を強調するのはお門違いだし、危険だ。安保条約さえ維持・強化していればいざという時には米軍が助けに来てくれるというお人…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

安保法案 国民の理解は進んでいるから抵抗感強い(7月19日付朝刊2面「安保法案続く舌戦」に思う)

与党が衆院で安保法案を強行採決したことに国民の反感が強まっている。共同通信の調査では73%が批判的だというが当たり前だ。議会制民主主義は期限付きの独裁とは違う。いくら自民党が選挙で勝って多数を得ているからと言っても、国民の意思を忖度しながら政治を行うべきだし、メディアは世論形成と伝達という大切な役割を負っている。安保法案については、なぜ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

安保にはコンセンサスが必要だ(7月6日朝刊4面「安保にはリアリズムが必要」に思う)

芹川論説委員長は、集団的自衛権を違憲とする憲法学者が圧倒的多数なのは規範性を重んじるからとし、権力運用論に立ってこれを是認する論調が多い国際政治学者と対比させた上で、「憲法解釈の変遷があって、国際環境の変化があって、そしてすぐに憲法は変えられない。ここはリアリズムで考えたい」としているが、この論法は危険だ。国際環境の変化があり政策の変更…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

安保法案 審議時間費やしただけで議論は深まっていない(7月11日付朝刊4面の記事に関連して)

維新の党が安保法案の対案を提出したことで、首相は「議論が深まったからこそ維新案が出てきた」と評価したが、これは与党と維新の党の阿吽の呼吸での共同であり、世論の反対で行き詰まっている法案審議を早急に切り上げて採決に持ち込もうとする茶番劇の序幕だ。政府が集団的自衛権の行使が必要になる例として挙げてきたホルムズ海峡封鎖による原油輸入の停止も、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

集団的自衛権は「時代の大ウソ」の再来だ (6月5日付朝刊4面「参考人全員が『違憲』」を読んで思う)

安保法案の審議が佳境に差し掛かっているが、思わぬところで火の手が上がった。4日に開催された衆院憲法審査会で、与野党が参考人として呼んだ大学教授が、そろって集団的自衛権の行使は憲法違反と指摘したというのだ。かつて憲法9条に反して警察予備隊を強引に創設した時、それを後押しした米国側から「時代の大ウソ」と評されたことが想起されるが、憲法は一文…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

自民1強に危険なにおいを感じる(7月20日付朝刊9面「『自民1強』時代の行方」に思う)

自民党の野田聖子総務会長が過剰とも感じられる自信を持って自民党について語っている。野党経験を通じて現場感覚を身につけた、官僚の本質を理解して使い方を学んだ、とかは「そうかな」とも思った。しかし、自民党1強より路線が異なる二大政党が競う方がよいのではとの問いに対し、「人口は減り、国力は落ちという現在において、二大政党がゲーム的に争うなどと…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

熱に浮かされてやる政治が一番怖い(7月20日付朝刊2面「決めすぎる官邸」に思う)

消費税に機密保護法、極めつけの集団的自衛権容認と安倍内閣は次々と重要政治課題に決着を付けている。。昨年の参院選での与党圧勝でねじれ国会が解消され、絶対多数を背景に与党が何でも決められる状況になっているのが背景だが、いずれの施策にも国民世論の多数が疑問を持った中での強引な決定という点が気になる。決められない政治は困るが、コンセンサスも無い…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

帰還できない英霊に報いる道は(7月12日付朝刊1面春秋を読んで思うこと)

「ジャワの極楽、ビルマの地獄、死んでも帰れぬニューギニア」南方から帰還した元日本兵たちが口にしたという、その無謀で悲惨な作戦の地、パプアニューギニアを安倍首相が訪問し、戦没者の碑に献花した。本当に戦って死んだなら「本懐」かもしれないが、大半は無謀な作戦による餓死や熱帯の過酷な環境下での病死と聞く。南洋の島に散っていった兵士たちの無念はい…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

政党を名乗るなら最低条件があるでしょう(7月6日付朝刊2面 『野党再編「行使容認」が影』に思う)

集団的自衛権の行使を認める政府の閣議決定への態度で、民主党や日本維新の会、結いの党、みんなの党などの内部で意見が割れている。野党第1党の民主党は、海江田代表は反対意見を述べているが、党としては賛否を打ち出せず、政治討論会などでの意見も議員によってまちまちとか。 これだけ複雑な社会だから、すべての争点について所属議員の意見が一致すること…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

あり得ない集団的自衛権容認 ー 解釈の範囲じゃないでしょ( ̄◇ ̄;)

政府が集団的自衛権容認を閣議決定したが、憲法をどう読んだらこの結論が出るのか教えてもらいたい。白馬非馬という詭弁の例を昔習った記憶があるが、まさにその類。もっと軽い話では、「立入禁止」でもしゃがんで入れば許されるという例も同類。 言うまでもなく、憲法は国の最高法規であり、まさに日本とはどういう国なのかを体現している。その憲法を言葉の遊…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

日本よ立憲国家たれ(5月18日付朝刊2面「多国籍軍、将来参加も」に危惧する)

自民党の石破幹事長がテレビ番組で、国連決議に基づく多国籍軍に自衛隊が将来参加する可能性につき、安倍内閣としてはやらないとしつつ、将来はあり得るという含みを持った発言をしたという。やっぱりだ。そもそも憲法9条をどう読んでも軍隊など持てないところ、自衛隊に戦力はないなどと時代の大ウソをついて世界でも有数の軍隊に拡充してきた。それでもさすがに…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ゆでガエルにならぬよう注意(4月27日付朝刊13面 湾岸危機「想定外」の迷走に思う)

本日の「熱風の日本史」シリーズは、1990年の湾岸戦争時に資金支援に加えて自衛隊派遣を求められて対応に苦慮した日本の迷走ぶりを振り返っている。湾岸戦争というとつい先日のことのように思い出されるが、今年入社してきた大卒新入社員が1991年生まれだから、もうふた昔以上前のことになる。 憲法9条の下でこの時まで自衛隊を海外に派遣したことのな…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

憲法解釈の変更を閣議決定っておかしくないか(2月21日付朝刊4面「集団的自衛権の憲法解釈変更」より

安倍首相が、集団的自衛権の行使を容認するための憲法解釈の変更について、今夏にも閣議決定する方針を明言したと報じられている。閣議決定を踏むから丁寧なんだと。でも小学校で習った三権分立の原則から考えても、これっておかしくないか?閣議決定さえすれば、本来「戦力」を持てない国に軍隊ができて、「交戦権」も持ってないはずの国が「集団的自衛権」を行使…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more